六甲ビールで使ってる、国産蜂蜜について♪
- 鶴田
- 2020年4月3日
- 読了時間: 4分

鶴田です。
六甲ビール醸造所のある神戸市北区は桜が5分咲になり、ようやく春の訪れを感じることができそうです。
関東では桜は満開の中、雪が積雪して普段と違った一面を見た事でしょう。
春になると、虫たちが活動し始めます。
私達の身近な食材、そしてビールの副原料として大活躍の『はちみつ』に欠かせない、ミツバチたちも動き出すころでしょう。

今回は『さくら』、『はちみつくまさんエール』にも使用している、六甲山のはちみつについて紹介します。敬称略にて失礼いたします。
六甲ビールのハニーエールが他社のとなにが違うのかというと、、、
国産の蜂蜜を使っていること!
しかも六甲山のはちみつ!
六甲山や加古川など豊かな自然に囲まれた環境で育ったミツバチの蜂蜜にこだわっている事。
六甲ビールでは、兵庫県南部の小野市にある俵養蜂場という所から蜂蜜を仕入れています。養蜂場なので、ミツバチを育てながら原料になる花の蜜まで管理し蜂蜜へのこだわりが凄いです。国産の蜂蜜なので海外の蜂蜜と比べ値段が倍以上に高くなりますが、品質・香りも味の甘さ、濃厚さが全然違います。
<俵養蜂場HPはこちら>
飲食店で働いてるときには特に考えていなかったのですが、六甲ビールに勤めてから蜂蜜の結晶化という現象がおきて、蜂蜜を美味しく使用するためにはどうしたらより美味しいビールができるのかと考え始めまして…。
バーテンダーの時にはブショネのワインとか赤ワイン、リンゴ、レモンの薄皮剥いて実とピールを入れてサングリアを作っていました。その時に甘さを加えるため蜂蜜を使用していたのです。
※「ブショネ」とはコルクに起因する品質劣化したワインを表す用語です。
飲食店で働いている時はクワトロフォルマッジやブルーチーズを提供するときに蜂蜜を使用しました。使用頻度が高く、蜂蜜の結晶化という現象が起きなかったので、正直そこまで関心もありませんでした。

冬の時期気温が低すぎて長期間放置していると蜂蜜の結晶化という現象がおきます。白くなりざらざらした感じになりガチガチに固まります。果糖よりぶどう糖の割合が高いとこの現象が起きるみたいです。
このままだとビールによく溶け込まないので蜂蜜を完全に透明になるまで溶かす必要があります。
65度以下で湯煎し、完全に透明になるまでは約3時間かかります。
65度以下に温度を保つ理由としては、温度が高い状態で蜂蜜を溶かすと蜂蜜の成分が変化し、香りも飛んでしまうから。
最後は少量のお湯と一緒に混ぜて完全に溶かします。
そうすることでビールに蜂蜜の甘味や香りを閉じ込めてホップにも負けない香りを出すようになります。
最近蜂蜜の溶かし方をようやくマスターして、バーテンダーの頃もやって置けば良かったな…と思った次第です。
あの時しっかりお湯で溶かしながらやったらもう少し美味しくなったのかな…?
六甲ビールで蜂蜜を使用しているビールは現商品で『さくら』、『はちみつくまさんエール』になります。
『はちみつくまさんエール』はタンクにしばらく置いているのですが、味もまとまってきてシナモンの感じも少し薄れてきて、ほのかに蜂蜜の甘みが残り、しょうがとのバランスが良くなってきました。
<↓↓↓↓はちみつくまさんエールのページはこちら↓↓↓↓>
『さくら』は桜餅っぽいとご好評頂いています。
<↓↓↓さくらのページはこちら↓↓↓>
実はもうひとつ、ハニーエールをお飲みいただけるところがありますのでご紹介しておきますね。
新神戸駅から布引ロープウェイに乗り、ハーブ園にある神戸菓子工房【HoneyDew】というお店で、こちらのお店用に特別に造った蜂蜜ビールを販売しています。ベイエールを主体としているのですがシトラのドライホッピングに負けないくらい、しっかりと蜂蜜の旨味、香りがでます。
ホップと蜂蜜の調和が素晴らしく、とてもとても美味しく仕上がっているのでぜひ一度飲んで頂きたいビールです。
神戸にお立ち寄りの際は是非お召し上がりください。
本日は以上です。
週末に頂いたご注文は週明けの月曜に返信及び対応させていただきますのでご了承ください。
世界的に大変な時期ではありますが、みなさまどうぞお体に気をつけてご自愛ください。そして、この大変な時期をしっかりと一歩づつ歩んで乗り切りましょう。
それではッ!